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【インプレ】カーボンクリンチャーのヒルクライムでの検証と、デカいアレ
by: 梅林 康典
ご好評頂いている、梅林の
「カーボンクリンチャーはホイールの新たな地平を開くか?」
シリーズ。
これまでのインプレ記事↓↓↓
その1
http://ysroad-nagoya.com/staffblog/2014/11/post-520.html
その2
http://ysroad-nagoya.com/staffblog/2014/11/2-1.html
その3
http://ysroad-nagoya.com/staffblog/2014/12/3.html
その4
http://ysroad-nagoya.com/staffblog/2015/01/reynolds.html
今回は、ロングの練習の中に長い峠を盛り込み
登って下ってを繰り返すコースにて検証。
標高差2,400m、しかも「うめぞう練・秋冬の名物」
伊吹山からの強烈な北西の風
によって、帰り道はもれなく向かい風。
いろいろ検証できます。
本当にありがとうございます。
前回のインプレによって、いきない「重い」からスタートしてしまった
REYNOLDS 46 Aero
しかし、持ってみた重量に反して意外に登るのではという感触は
前回のインプレの通り。
平均勾配4~5%の緩い傾斜でありながら、
時折に現れる、10%の勾配での15kmを全力で走ってみての感想。
「使える。かなり使える」
おそらく、15%以上の「激坂」になると
「重さ」を感じてしまうとは思いますが
7%ぐらいの勾配でペースを維持していけるようであれば、
ホイールの速度を保とうとする力で進んでいけます。
また、一方で激軽ホイールのようなリムの軽さによる動きやすさは劣りますが
その分、リムの慣性を生かした走り方ができます。
たとえば、登りでコーナーを曲がりながら失速せずに走る
あるいは加速しながらカーブを曲がっていける走り方だと
ホイールの慣性によって、車体が安定するので
むしろ武器になります。
一方で登った分の、下り。
15km以上の長い下りですが、勾配が7%以下の下りで
しかも麓からの風が吹き付けるので、ペダルを回していないと進まない状況になりますが
(なにしろ下っているのに、有酸素運動領域ギリギリ)
50~60km/hを維持するのがかなり楽。
どれぐらい楽かというと、
「先頭でブン回すホッシー壱号についていけるくらい楽」
というレベル。
さらに、その速度を維持したまま登り返しに入っていけるので
アップダウンのあるコースで、かなり有効です。
これは、前回に感じた
「若干、スポークのテンションが緩め」
というバランスによって生み出されているものと予想されますが
同時に、
「40mmでも50mmでもない、46mmという微妙なリムの高さ」
にもあるかと思います。
梅林のような「軽量型クライム・アタッカー」には
上手く使えるギリギリの高さと思われます。
現状で自分が感じている、REYNOLDSのカーボンクリンチャー 46Aeroは
「ディープリムを使いきれるほどの脚がなくても有効な、カーボンホイール」
という特徴になると思います。
スポークテンションが若干ゆるめなのも、コーナーリングで弾かれる動きが少ないので安心できます。
話は飛んで、もうひとつ最近お試ししているアレを。
カーボン・ドライ・ジャパン製
ビッグ・プーリー
いまさら?とは思われるかもしれませんが
これは無茶苦茶有効です。
ギアがアウター×ローになって
変速機がこんな向きになってしまっても、
余裕を持って踏み込めます。
これまでだと、アウター×ローの状況だと気をつけながら変速させないと
チェーンが勝手にインナーに落ちてスッポ抜けることが度々ありましたが
これを採用してから、細かいアップダウンのあるコースで踏み込んでも安心です!!
「え~~?眉唾っぽい・・・」
という方は、梅林は信用できなくてもこの選手は信用してください!!
左:全日本チャンピオン、佐野淳哉選手!!
先だってのモリコロパークでのイベントでお会いした際に、同様の
「アウター×ローでギアがスッポ抜ける」
という悩みを打ち明けられまして。
不詳・梅林、カーボンドライジャパン様をご紹介させて頂きました。
その後、双方の話し合いの結果
晴れて、正式にサポートが付きました!
佐野選手の感触としては
「走ってみると、確かに楽な気がする。
特にチェーンを綺麗にしたわけでもないのに、楽に進んでいる気がする!
少しの差かもしれないが、スピードの乗り方が以前より、気持ちいいです」
というインプレ。
このカーボンドライ・ビッグプーリー効果か
先だって開催された、2016年アジア選手権に向けてのプレ大会・伊豆大島にて
個人タイムトライアルにて、圧倒的タイムで優勝!!
すごいぞ、カーボンドライ・ビッグプーリー!!
すごいぞ、佐野淳哉!!
がんばれ、佐野淳哉!!
佐野選手は、この勢いで1/19日からタイにて開催される
アジア選手権の日本代表としてロード種目に
出場します!!
良い結果を待ちましょう!!