【インプレ】ホイールの新たな可能性かも知れません。カーボンクリンチャー【その1】
by: 梅林 康典

 

 

カーボンホイール = チューブラータイヤ

と、思ってませんか???

 

そりゃそうです。

かくいう梅林も、そう思ってます。

 

カーボンホイールの軽さというのは、やはりチューブラータイヤあってのものだし。

また、タイヤそのものが筒型になっているために、衝撃を吸収する材料が多くなることで

乗り心地も良くなり

自然なカタチで変形することでグリップも良くなる・・・。

 

というのが、自転車競技界のまさに「常識」。

 

しかし、その常識に真っ向から最近は挑みつつある

ホイールメーカー & タイヤメーカー。

 

あの、「いま最もタイムトライアルが速い男」トニー・マルティンも

25cの太目のクリンチャータイヤを愛用するという。

 

そんな世の中の常識を検証すべく、梅林が目をつけたのが

アイオロスクリンチャー 001.jpg

TREKの傘下であるパーツメーカーの、BONTRAGERがリリースしている

アイオロス・クリンチャー。

 

さて、なぜにまたBONTARAGER・アイオロスなのか?

 

理由その1、「フルカーボン」であること。

アイオロスクリンチャー 003.jpg

世の中にすでに出回っている、カーボンクリンチャー・ホイールの場合

「アルミの母材の上に、エアロ効果を生み出すカーボンが乗っている」

という構造が多いです。

それらは、結局「重い」ことが圧倒的なデメリット。

ロングスパンで、アルミ母材タイプのカーボンクリンチャーのホイールを使用したこともありますが・・・・

結論、「これじゃなくていい」。

あとですね、なんかガチャガチャするんですよね。乗っていて。

アルミリムとカーボン部分と、スポークとハブが別々に動いている気がします。

 

理由その2、「BONTARAGERであること」

なんだそりゃ?と思うかも知れません。

しかし、知っている人は知っている事実として「梅林はアイオロスをこよなく愛して」います。

過去2年半のレースシーンや、イベントごとにはアイオロスの35mmで走ってます。

持論として、「アイオロス3であれば、他社のホイールの同じDTスイス製のハブのモデルの60mmリム高に勝てる」

実際に、レースの直線下り局面で前方を走る推定体重が梅林よりも10kg重い選手、60mmリム高の他社ホイール使用に対して

追いつくことは可能です。

YS ROADの数多くいるスタッフの中でも、梅林ほどBONTARAGERのアイオロスを使い倒し

乗り込んだヤツはいないと断言します。

 

そんな梅林のこれまで使ってきたアイオロス3は、チューブラー・タイプ。

ここに、アイオロス・クリンチャータイプを持ってきて

ガチで比較の検証をします。

 

アイオロスクリンチャー 002.jpg

という梅林の思いつき、にご賛同いただき

TREK JAPANさまからお借りしました

アイオロス・カーボンクリンチャー。

リム面を検分しましたが、相変わらずの製品精度。

これなら製品誤差も少なく検証できます。

 

早速、車体に装着。

アイオロスクリンチャー 005.jpg

マシンは残念ながら?TREK製品ではなく、BMCです。

 

で、30kmほど走ってみたファーストインプレッション。

 

アイオロスクリンチャー 006.jpg

「いま、自動車と接触事故で相手の保険金で全額保証されるなら

こっちに買いかえるかも知れません・・・」

 

正直、チューブラータイプとそんなに差がありません。

実測すると、タイヤ込みで前後で200gほど重いはずなんですが・・・

その重さを感じる。

とにかく、相変わらず非常に前にでる力が強い。

35mmリム高にして、50mmリム高のホイールに匹敵するエアロ効果。

それでいて、アルミホイールよりは当然の如く軽いので上りも軽快に進みます。

そして、チューブラータイプと同じくホイールの剛性感が高く、ガチっと力を逃がさないので

ヨレる心配もありません。

 

これだけの完成度の高いホイールで、しかもクリンチャータイヤの利便性を考えると

けっこうアリかもしれません。

なにしろ、チューブラータイヤの場合はパンクするごとの金銭的ダメージがデカイのと

作業の面倒くささがありますので・・・。

折りしも、いま梅林の背後では利國先生が

カーボンリムにこびりついた粘着テープをこそぎ落としてますが。

 

しかし、これだけではわかりません。

けっこう長期間でお借りしたので、「うめぞう錬」にてホッシーのどちらかに

チューブラータイプを装着して、途中で付け替えるという方法にて

よりハードな状況、多角度から検証してみます。

 

また、意外にBONTARGER製のタイヤが良いのですが

これを他社のタイヤに替えてみるなどして、どんどん突っ込んだ検証をします。

 

請う、ご期待!!

お楽しみに!!

 

 

 

 

 

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