【COLNAGO × GDR】日伊、ラグ対決!!噂のアレを乗り比べてみた!
by: 梅林 康典

 

 

イタリアの至宝・CONAGOが放つ、ラグ組みカーボンフレームの最新作

C60

 

が、「コルナゴ公認インプレライダー」のお客様と、梅林のために

サイズ450にて試乗車がやってきたのはお知らせしましたが・・・

 

なんと、同じタイミングで「ラグならうちも負けてねーぞ!」と思ったのかどうか。

やってきました。

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GRAPHITEDESIGN "METOR"

 

せっかくなので、 日本 × 伊太利亜 ラグ組み対決!!

とばかりに、しっかりと乗ってみました。

ええ、そりゃもうガッツリと。

試乗車でそこまで乗っていいのか?というくらい。

 

果たして、C60の進化は?

そして、デビューした当初キワモノ扱いも一部でされてしまった

GRAPHITEDESIGN はC60という

「成功が約束された怪物」の前に当て馬になってしまうのか!?

 

【METOR】

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かつてのMETORSPEEDがフルラグ組みフレーム

そして、METORLAUNCH がモノコックにしてヒルクライムをターゲット。

どちらの特徴も、「しなる」こと。

この二つを進化させ、ZANIAHを作った経験から統合させたのが

今回の "METOR"

特にMETORSPEEDが明らかに、しなってタメて進む ことが特徴だったので

そういった乗り味を予想していると・・・

「あれ?意外に固い」

 

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この、モノコック形状とも言える「スーパーコア」と名づけられた

ヘッドからダウンチューブ、BBまでの構造体が予想を裏切りしっかりと力を受け止めます。

芯のある、「ノスッ」とした固さ。

たとえば、最近主流の薄いモノコック系の固さが「パリパリ」といった

食感だったのに対して、ぬれ煎餅のような。

火が通っていないと勘違いされがちな名古屋の名産・味噌煮込みきしめんのような食感。

「パキンッ」という固さではないので、踏み負ける・拒絶される印象はありません。

あくまでも、受け止めて推進力に換えていく感覚。

進みます。めっちゃ進みます。

 

一方で

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それ以外の構造体がラグを中心として、トルクをかけたり左右に振ると

気持ち良いところでしなります。

いや、これ気持ち良いですよ。

ダンシングがめっちゃしやすい。

ホイールがカーボンクリンチャーで少々重かったので、もう少しでしたが

シッティングでもダンシングでも気持ちよく、登れます。

 

そして脚に来ない

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梅林の筋力ではたかが知れてますが、下ハンで思い切りもがいても

まったく不安なし。

高速での巡航もしなりを生かして、気持ちよく伸びてくれます。

 

余談ですが、昨今のセミプロのトップにいる男女それぞれが乗っておられるメーカー。

先日の鈴鹿エンデューロでも、われわれのアタック120を招待選手として先導してくれた方が

この"METOR"のプロトタイプに乗ってましたが・・・

すごい、存在感。

ロゴも目立たないくらいの、ステルスな機体ですが乗り手の存在感もあって際立ってました。

 

これで、37マソというのは高いのか?安いのか?

もはや足りないのは、華やかさというかネームバリューだけのような気がします。

 

合計50kmほど、アップダウンで乗ってみましたが

ホイールを換えたり、出力を測りながらもっと乗ってみたいと思いました。

先方の都合で(というか無理いってお貸し頂いたのですが)早々に帰っていったのが

残念!!

 

【C60】

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しかし、なんというか万緑に映えるマシンです。

 

こちらは合計140kmほど、しかも普段の練習コースのなかでも

実戦的なコースである 鞍が池周回 ×2 と 山周回 ×1 を

走ってみました。

 

で、乗ってみた感想として

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「あり?なんか普通・・・」

 

そうなんです。普通なんです。

前作C59までが、高剛性でありながらラグ組みの特性が前面に出ていた

唯一無二の乗り味だったのに対して。

 

おそらく、M10を造った経験が生きているのか

モノコックぽさが加味されてます。

C59の「ゴリッ、グイィン!!」という加速感から、「パコン!スイーッ」という加速感へ。

 

今まで以上に剛性はあがっていると思われますが、なんというか違和感無く乗れます。

けっこうなアップダウンのあるコースにて、イキの良い若者に曳きづられてきましたが

借り物のC60であることを忘れるほどの、乗り手に対しての親和性。

このあたりは、さすがコルナゴ。自転車ってモノを良くわかっていらっしゃる。

他メーカーのトップモデルによっては、乗った瞬間に

「あぁ?なに乗ってんの?」と拒絶されたり

あるいは、イタリアメーカーでも表面上はこちらのレベルに合わせるように取り繕いながらも

ときおり、「・・・チッ」という舌打ちが聞こえてきそうな感覚があるのですが。

C60はそういうことが全くない。

 

とりあえず、30分の周回を2周での平均出力が体重比4倍で200w

最大出力が 578w

最高速65km/hからの減速→コーナー突入

という、梅林の人間スペックでは全くもって優しく受け止め

かつ許容しつつ、それ以上を引き出そうとしてくれます。

当たり前ですね。新城幸也を始めとした世界のトッププロが、

ヨーロッパのレースで勝つために生まれたんですから。

 

しかし、でありながら梅林のようなへっぽこ実業団選手や

ちょっと乗り始めたオジサンまでも、違和感無く許容。

 

やっぱり、コルナゴのトップモデルは凄かったという・・・

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ジロ・デ・イタリアにて登場したこのカラーも

限定販売されるとか・・・

 

YS ROAD名古屋では、店頭にて今回の2メーカーのそれぞれのモデルを

展開中!!

試乗会も開催したいと思いますので、ぜひご期待ください!!

 

 

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