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【実業団】西日本ロードクラシック・・・E2&JPT編~黄金の風、になれず~【チームYsRoad】
by: 梅林 康典

 

あと少し。

あと少しの判断の違いと、脚の残り具合で3位表彰台を逃した

E1&E3編に続いて

http://ysroad-nagoya.com/event/2015/07/e1e3ysroad.html

 

「ねぇ、なにしてるの?」

となる、E2クラスと

ホッシー弐号こと星野貴大選手の出場するJプロツアー編です!!

 

E2クラスでのロードレースは、昨年の経済産業大臣旗ロードと輪島に続く梅林。

正直なところを申し上げると、その登坂力をもってすれば

シーズン前半をヒルクライムに注力すればおそらく6位以内を確保して

年間トータルでのE1昇格は固い。

さらに、自惚れを承知で言わせてもらえば3位以内でのイッパツ昇格も十分に狙えます。

しかし・・・それじゃ、面白くないじゃんよ。

世間一般で、クライマーと思われてるのが腑に落ちないし。

得意なレースでのみ結果出しても、誰も褒めてくれなさそうだし。

ポイントのために走ってるわけじゃないし。

ヒルクライムだと、お客さんが見てくれてないし。

(実はコレ)

 

ということで、今年のレーススケジュールをロードレースに注力している梅林。

 

昨年の西日本ロードでのE3クラスでは、まず完走。

経済産業大臣旗ロードE2クラスでは、仕掛けながらもメイン集団にてゴール。

と苦手意識はないここ、広島での今回の目標は・・・

6位入賞。

あわよくば、逃げを形成しての3位表彰台を狙います。

マジです。

いや、だってさ。二日目の日曜のE2クラスのレーススタート時間が

朝の7時半とかさ・・・。

朝練かよ、って時間じゃないですか。

面倒なので、できれば一日目の土曜に昇格して日曜は

ゆっくりと活動開始したい。

(面倒だなぁ、って理由で昇格できるなら誰も苦労しない)

 

という、微妙な決意のもとで迎えた一日目、土曜日。

西日本一日目505861_n.jpg

問題は、コース前半の下りですよ。

昨年と同じで、コーナーで遅れることを織り込み済みとして

間が空いたら自分で埋めるという、「無駄足の見せ所」にて

なんとか、先頭が見える位置をキープ。

まぁ、だいたい下りセクションが終わった段階で30番手くらいを確保できていれば

登りを使って先頭まで上がっていくことは可能なので

そこまで慌てず1周目をクリア。

しかし、下りで遅れる分は踏まないといけないので

平均心拍 91%/MAX  最大心拍 97%/MAX

平均出力がNPで、5倍 

という高負荷なのは相変わらず。

 

2周目

西日本一日目602816_n.jpg

1周目と同じように、下りで遅れる分を登りでカバーするものの

平均心拍 88%/MAX  最大心拍 95%/MAX

平均出力がNPで、4.4倍 

と負荷が若干は軽くなり、多少慣れを見せる。

しかし、ここらで周りから

「コイツ、登りで前に出すと面倒だな」

と思われたのか。

動きづらくなってくる。

 

3周目 最終周。

集団スプリントに備える選手が、脚を貯めているのか。

はっきりいって、下りでも登りでもペースが落ちる。

しかし、集団スプリントになると圧倒的に不利になる梅林。

なんとか登りで集団を細切れにすべく仕掛けるものの、だれも同調してくれない

ばかりか皆で掴まえて、それで終わり。

同調しての逃げを考える選手がないばかりか、カウンターもかからない。

その証拠に、一番スピードの上がる下りでなぜか梅林が前にでる展開に。

いや、それだと体重比でいってもスピード伸びないからさぁ・・・。

と思ったとおり、前の周まで64km/hまで伸びていた速度が

60km/hまで落ちる。

 

このままでは、面白くない。

と思った選手が他にいたらしく。

勝負どころとなる登りで、アタックをかける選手が。

あれ?追わないの?と思う間に。

なんと、審判のバイクによると17秒差

残りは、4km。

マズい。これ決まる。

しかし、本当に脚がないのかはたまた消極的なのか。

追う選手はいない。

 

わかったよ!!

やりゃ、いいんだろっ!!

というヤケクソ気味な決意とともに、梅林追走開始。

1kmを完全に一人で逃げを潰す動きによって・・・

はい、掴まえましたよ。

登りの頂上までにしっかり、掴まえましたよ。

後ろには、いっぱい選手いますよ。

ついでに、心拍もいっぱいですよ。

もうずっと、94%/MAXですよ。

 

下り基調の平坦をこなしながら、だいたい集団の20番手に位置しながら

あぁ、こりゃ駄目だな、と。

最後の登りでパワーで押し切ろうとする選手が多い中で、残り1kmでこの位置は駄目だなと。

 

最後の急勾配のコーナー。

どうにか、イン側から少しでも有利な位置を確保しようと前に出ようとするものの

・・・・前の選手が、ペダルを路面にブツけて(ペダルをかく、という。)

こっちへ飛んでくる。

おい、終わった。

このままコイツがコケたら、俺は乗り上げるのかなぁ。

落車はいやだなぁ、とか思ってたら。

体勢を立て直し、リカバリー。

思わず、「ナイスリカバリー!!」と叫んでしまいました。

しかし、この間に先頭はどんどん前方へ。

コケそうになった選手が、「すみません、すみません」と謝ってくるが

こちらも笑って、「ナイスリカバリー」と呼びかけて

とりあえずのスプリントへ。

西日本一日目04783_n.jpg

結果 先頭から6秒遅れの 20位。

「ポイントは関係ねぇ!!」

と言っておきながら、やっぱり完走ポイントだけというのは悔しい。

ゴール後、入賞した選手から

「いい追走でした。ありがとうございます」

と感謝されたけど、やっぱり悔しい。

渾身のスプリントで、最後の30秒で体重比で8.8倍の出力を出しているものの

しょせん体重が50kgなので、440wしか出てない。

 

さらに、とあるプロチームの方から

「お前スプリントないなぁ。あの位置なら、もうちょっとまくれるだろ。

スプリントないなら、鍛えるとか

ないなりに勝ち方考えるとかしないと」

と言われ、ぐうの音もでない。

 

 

同じE2クラスの水田選手も

西日本一日目36730_n.jpg

登りで遅れ、第二集団にてゴール。

 

やっぱり、集団ゴールに持って行かれると

駄目だなぁ。

なんとか抜け出して、小さくしないとダメだな。

という、決意とともに一日目を終了。

 

 

二日目。

名古屋支部専属マッサーのリカバリーマッサージによって

疲労もある程度、軽減。

心なしか体の動きが軽い。

とはいうものの、集団でのスプリント勝負になればまったくもって話しにならないのは前日同様、確実。

 

確実。

そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!!

 

西日本二日目59924_n.jpg

 

という、「自らレースを動かす」というダンコたる決意とともに

スタートラインへ。

 

決意というよりも、覚悟。

元・全日本チャンピオンの宮澤崇史さんがJ-sportsの解説で仰った

「集団の中で自分の位置を確保しようと思ったら

たとえ列を外れて、ひとり風を受けようともそこをキープするという

覚悟が必要なんですッ!!」

という言葉に感銘を受けた、梅林。

 

西日本二日目9132_n.jpg

1周目から、発生する逃げは脚を使ってでも潰しにいく姿勢を見せる。

 

なんだか、応戦していたチームメイトも爆笑で見ていましたが

本人は大マジです。

 

西日本二日目802_n.jpg

2周目以降も、下りで遅れる分を計算しながら登り区間では前に出て

とにかく動いていく。

 

コース脇の利田選手から

「梅さん!!後ろで脚を貯めましょうッ!!」

と声がかかるが

「そんな脚は、ねぇッ!!」

と返答。

 

というか、少しでも後ろに下がることになればそのまま

ズルズルと後退していく恐れが。

そう、覚悟ですよ。

今日は、力を尽くすという覚悟。

西日本二日目39766_n.jpg

 

 

 

覚悟とは、、、犠牲の心ではないッ!!

ジョルノ8358_n.jpg

覚悟とは!!暗闇の荒野に!!

進むべき道を切り開くことだッ!!

 

という頭にコロネを乗せた、黄金の心とともに

突き進んでいく。

 

最終周回。

下りにもある程度の順応することができ、10番手くらいでクリア。

後半の登り返しへ。

いつになく楽な負荷、心拍も65%/MAXまで落とせたので

一気に先頭に詰めて、そのまま先行。

まずは、ひとつ攻撃。

 

しかし、ここは皆で追ってくる。

うん、知ってる。

 

その後、2回3回と仕掛けていくがその都度、寄ってたかって潰しにくる。

いわゆるロードレースの定石としては、逃げが潰された直後にカウンターがかかり

集団が高速化&活性化するのがセオリーですが

E2やE3クラスでは、その形にならず

追って、掴まえた後も先頭交代が回らず横に広がって

ペースダウンしてまた仕切り直しの繰り返し。

 

何回か試すもののうまく行かず結局、一番スピードの出るはずの

下りで前日同様に前を牽いてしまい・・・速度が上がらず59km/h。

これ、パワーのあるスプリンターは後ろで貯めてるだけじゃね?

 

なんでこんな潰しを繰り返す!

これでは展開がなくなり、集団スプリントになるッ!!

レースがつまらなくなるぞ!!

 

と、言ってる間に。

前日4位の東京ヴェントスの二戸選手が、登りを使ってのアタック!!

あれ?これは追わないの?

と思ってる間に、差が開き・・・

一瞬、姿が見えなくなる。

 

おそらく、集団内の多くの選手が最後のスプリントに向けて脚を貯めているのか

はたまた、ここで自らの脚を使って逃げを追うことよりも10位以内でのポイントを重ねて

年間トータルでのE1昇格を狙う計算をしているのかどうか・・・。

 

しかし、ここは追わないわけにはいかない性分の梅林。

ふざけるなッ!たかが逃げひとつ、ガンダム・・・じゃなかった

BMCで潰してやる!!

レイノルズ・カーボンクリンチャーは伊達じゃないッ!!

 

と、心の中で叫びながら先行して逃げを追う。

ここで、単独ないし数人で二戸選手にドッキングして

小集団を形成できればいいんですが・・・

うわ~、いるよいるよ。

いっぱいついてきた。

 

もういいんだ!やめてくれ!!

こんなことに付き合う必要はない!!

離れろ!!

 

という本来の用法とは全く逆の心境にて

結局、集団はまたひとつに。

残り2kmくらいで、アウトから前に出たら?と促してくれた選手もいましたが・・・

いや、無理っす。

ここまで脚を使うというか、高い心拍で追ったのでもう一杯いっぱいっす。

 

 

そのまま集団内で埋没したまま、最終コーナーを立ち上がり・・・

西日本二日目19338_n.jpg

 

どうにもできずに、29位

前日よりさらに順位を落とし、完走ポイントしか獲得できず。

 

水田選手は、第二集団にて展開

西日本二日目98349_n.jpg

 

最後は、本人もポイントは変わらない順位だったことは

承知の上とは思いますが

 

西日本二日目390708_n.jpg

 

ポイントが重要じゃねぇっ!!

男の意地だッ!!

という雄叫びが聞こえてきそうな、粘りでゴール。

 

 

西日本二日目07869_n.jpg

やるだけのことはやったし、

面白かったからいいや~、という笑顔の反面。

 

西日本二日目73908_n.jpg

実は、めっちゃ悔しい。

「ここまでやっても、通用しないか・・・」

という忸怩たる思い。

ゴール前のコース設定が、不利であるとか色々ありますが

結局、アタックの強さと長さが弱いから容易に捕まるわけです。

 

 

さて、最後のクラス、Jプロツアー。

貴大755971_n.jpg

トラブルにより、リタイアという結果になった前週の

全日本選手権の不完全燃焼を晴らすべく臨む

ホッシー弐号こと、星野貴大選手。

 

今シーズン、ヒルクライムでは機材面での不利を跳ね返し

驚異的なリザルトを残しているが、

ロードレースでは結果を残していない。

「登りだけ」と思われないためにも、ここは奮起したい。

 

のだが、

西日本二日目1168_n.jpg

経験不測から集団での位置取りが難しく

なかなか前に上がれず。

畑中選手が、コース端の側溝を使ってのジャンプアップに驚いた

とか言ってる始末。

 

いいかッ!

オレが言ってんのはな てめーの「心の弱さ」なんだ

タカヒロ!

そりゃあたしかに畑中が側溝をぶっ飛んでいったんだ

衝撃を受けるのは当然だ!

自分まで「落車」しちまうんだからな

 

そうこうしている間に、登り区間での落車に巻き込まれ

負傷・後退してのグルペットを余儀なくされ・・・

 

西日本二日目3869_n.jpg

最終周を迎えることなく、タイムアウト。

またもや、DNFという悔しい結果に。

プロツアーはプロのカテゴリーですから、結果が全てです。

落車に巻き込まれるのも、実力。

「プロツアーで戦う」と心の中で思ったならッ!!

その時スデに行動は終わってるんだッ!!

ぐらいの覚悟が必要です。

 

Jプロツアーのレース展開は、TEAM UKYOがポイントリーダーの

畑中選手を勝たせるために逃げと、集団コントロールする状況に

宇都宮ブリッツェンとマトリックス、キナンが抗戦する構え。

 

最終局面では、全日本と同様に元・全日本チャンピオンの土井選手が捨て身のアタックによって

各チームの脚とアシストを削り

圧倒的なチーム力で畑中選手が優勝!!

ポイントリーダーは畑中選手だ!

依然、変わりなくッ!!

 

ゴール後、2位のシマノ・入部選手に声をおかけしたところ

入部2055_n.jpg

「勝たらへんかった・・・

勝たらへんかったら、意味ない・・・」

という言葉。

TEAM UKYOやマトリックスの終盤までの駒の揃いかたに対し、

持ってるカードで不利な中で2位は上出来・・・

かと思いきや、それでも任された以上は勝たねばならないという姿勢に

キャプテンとしての強い決意と、覚悟を感じました。

 

正直、名古屋支部としては今回の西日本ロードは

E2クラス 意味のないアタック

E1クラス 惜しかったけど、4位

JPT クラス 完走できず

に終わった結果です。

 

出場できるレースも残り数戦。

「勝たらへんかったら、意味ない」

という言葉とともに挑んでいきます。

 

「星野たちのサポートを遂行する」

「自分のレースも結果だす」

「両方」やらなくっちゃあならないってのが

選手兼監督のつらいところだな

 

覚悟はいいか?オレはできてる。

 

 

 

 

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