カンパホイールのオーバーホール。
by: 利國 真平

CAMPAGNOLO  ゾンダ 2ウェイフィット 後輪です。

クラッシュにて、このような姿に・・・   → リム交換。

 

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スポークをバラして、タ〇コプター状態に。

ZONDAはユーラスやシャマルと違いハブをバラさないと左スポークが取れないという・・・

 

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外ナットを外してから、玉当たり調整ナットを外しますと、

スポークが抜ける状態に・・・ なにやらグリスが良くない色身。

 

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ついでなのでベアリングコーンを外すと・・・  さびが溶け込んでますね。 

 

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フリー側もとりはずします。

こちらは構造的にダストが入りやすいのでグリスが黒くなっています。

 

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ハブ内部は半密閉状態。

入ってしまった水やダストは抜けにくいです。

そこに回転部の微小な磨耗片が混ざり合い、どんどん構造体をやすって消耗させていきます・・・

 

半年に一回くらいは開けて確認&メンテしておかないと、手遅れになってしまうまう場合も多々。

 

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さて、

キレイになりました◎

 

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しっかりと洗浄したハブ内部にグリスを改めて塗布。

 

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カンパホイールなので、標準的には、カンパグリースを使います。

 

シリコンベースで、粘性が低くサラッとしています◎ その割りに耐久性があり比較的長持ち◎

ちょっと高価ですがいろんな場所に汎用的に使える逸品。

 

フリー側にも忘れずに塗布。

面倒ですが、グリスは可能な限り対象物両方に塗布する方が潤滑/シール効果が高くなります。

 

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反フリー側。 ハブ組立て前にスポークを取り付けます。

 

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再度、タ〇コプター状態に。

メンテされたフリーの軽快なラチェット音が気持ち良いです◎

”カンパフリー” はこうでなくては◎

 

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さて、

ZONDA はここからが大変。

スポーク通し。

ゾンダ以上のホイールはスポークホールが貫通していないので、

一個ずつ・・・マグネット誘導が必要です・・・ 

この面倒さを考えると、、、、ため息が出てしまいます。

 

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真鍮(ブラス)ニップルは磁石に引っ付きません。

ので、ねじ穴に小型マグネットをねじ込み、それをバルブ穴に投入→

 

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→任意のスポーク穴へマグネットで誘導します。

が、、、コレが大変。 中々出てきません。

アルミの太ニップルを使うユーラス/シャマルに比べ、穴が小さく非常に作業性が悪いです。

 

しかもニップルに挿入するマグネットがリム内で外れたりします・・・

そうなると大変。なかなかリリースできません(泣)

 

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左側取り付け完了。

 

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頑張ります・・・

 

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何とか全部通りました◎

 

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あとは、

振れをとりつつ、テンションを合わせつつ、センターを出して、 → 完成!!

 

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・・・簡単に流しましたが、G3や2to1システムのホイール組み上げ/ 振れ取りは、

か な り 難しいです。

“自分でやってみよう” という方は心して作業の程を◎

 

ちなみに、

このタイプのリム組替工賃は通常ホイール組/組み替え工賃より はるかに高く なります。

なので、

完組ホイールは大切に扱いましょう◎ 

そして、

なるべく 軽度の振れ のうちにお持込を。

 

2012.08.14 利國真平

 

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