乗ったぞ!GDR(グラファイトデザインレーシング)!!

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当店スタッフ・戸田っちに
「地黒かと思ってた」
と言われた、梅林です。
地黒じゃありません!日焼けです!!
年柄年中、自転車に乗って研究と勉強に勤しんでいるからです。。。

ってことで、今回もメーカーのご好意により、貴重な勉強の機会を与えて頂きました。
その気になる自転車は・・・

グラファイト・デザイン・レーシング


ゴルフクラブのシャフトという異業種からの新規参入で話題を呼んでいるメーカーです。
ロードフレームの市場では、「昨年モデルより○パーセント高め...」 という高剛性化を謳い文句にするのが主流です。
しかし、グラファイトデザインは 「現在の剛性重視のカーボンフレームのあり方を疑問視」 し、
「必要以上の剛性は必要ない」 とし、ゴルフシャフトは人力を受け止めて「しなって飛ばす」という経験から硬いだけのフレームの限界を熟知し、
「それ以上に必要なのは 「しなり」 であるはず」という発想からフレーム開発に至った。
らしいです。。。

と、にわかに聞いても
「ホンマカイナ・・・」
という疑念が湧いてきます。
だって、やれBB30だの、上下異径ヘッドだのと「人間の力を余さず受け止め、推進力に換える」というのが各メーカーの開発主眼になっている21世紀にですよ。
「しなって進む」
と言われましても。

そんな思いで、試乗してみました。
でも、ここで断っておきたいのが、梅林はなにも剛性至上主義じゃありません。
ロードに乗り始めてからというもの、「硬い」フレームに乗っているのはここ数年で、いわゆる「しなる」クロモリフレームも
ブリヂストン
デローザ
ピナレロ
インターマックス
フォンドリエスト
と乗り継いできました。
だからこそ、今回のGDRには非常に期待と気合を入れて乗ってみました。
より、いつもの感覚に近づけるためにハンドルポジションはもちろんのこと、
クランクは165mmに交換、ホイールも愛用のカンパ・シャマルウルトラを平地向けオールラウンドモデルの「メテオスピード」に装着し、40kmほどアップダウンをこなしてみました。

前置きが長くなりましたが、一言で言うと・・・
「すごい軽いクロモリ」
見た目から華奢なイメージがありましたが、そんなに頼りないこともなく。
乗り出して10mで意外と重心が安定していて、直進安定性があることがわかります。
ギアを掛けていくと明らかに「しなり」ます。「ぐいっ」とたわんで、タイムラグのあと「ぎゅいん」と進みます。この懐かしい感じは・・・そう、クロモリです。しかも、コロンバスのELとかSLXとかの上質な鉄に近いです。
「ぎゅいん」と加速した後は、けっこう巡航性も気持ちいです。キレイに回してるとそのリズムにシンクロして感覚的に進む感じがします。
ただし、あえて剛性を落とした結果、高速巡航からの再加速は「のったり」してます。アタックの掛け合いは苦手かもしれません。

下りは、クセを掴むのに苦労しました。特に60km→40km減速で再加速しながら曲がっていくコーナーでは、ブレーキングでFフォークのブレードが内側に入る感覚があり、普段乗っているピナレロ・オンダフォークに比べると頼りなさを感じました。
(たいがいのフォークはオンダに慣れると違和感がありますが)

上りは、ガツンと力で上っていくよりもこれまたクルクル回してイーブンペースでいくほうが良さそうです。
近所の10%で数100mある坂を登ってみましたが、ダンシングから途中でヘタレてきて、ガチャガチャ踏んでると全然進みません。

ここまで書くと
「じゃあ、ダメなの?」
と思うかもしれませんが、全然そんなことないっす。
乗ってるとけっこう気持ちいいです。
実際、実業団チームの梅丹や、乗鞍ヒルクライム優勝者がコレに乗っているわけですから。
ある意味、物凄く異質で意欲的なメーカーで、万人に受け入れられないかもしれませんが、乗ってみる価値はありました。
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